2014年12月4日木曜日

Cubase Pro 8の登場で作曲を教えるアプローチも変化する!?


作曲初心者向け機能がパワーアップ

数年前のトレンドはギタリスト向け。最近のトレンドは作曲初心者向け


最近のDTM/DAWソフトウェアのメジャーバージョンアップ内容を見ていると、細かいところで「あのDTM/DAWソフトにはあって、このDTM/DAWソフトにはない」という機能が、互いに補完されていくようなものが多いと思います。


さらに、「Cubase7」のコード進行を提案してくれるコードアシスタント機能や「Logic Pro X」のDrummer機能に見られるドラムパターンを自動的に生成してくれる機能のように、作曲(アレンジ)初心者向けの機能の充実も最近のDTM/DAWソフトウェアのトレンド。


別途MelodyneやAuto-Tuneを買わないと出来なかったピッチ修正機能の追加もありました。


さて、今回、私が10年来の付き合いとなっている「Cubase」のバージョンアップが発表されました。


私個人の制作環境も、レッスン環境も、ようやくCubase7.5で落ち着いてきたところに「Cubase8」の登場は、少し泣けるところでもありますが、新機能をざっと眺めていると、ユーザーが求める声にしっかり対応したバージョンアップだと思います。


  • Cubaseならでは良さがパワーアップ(インプレイスレンダリング)
  • 他のDTM/DAWソフトウェアの機能をさらに補完(ベースアンプシミュ/VCAフェーダー)
  • 作曲初心者向けの機能をさらに充実(コードパッド/コードアシスタント)


私を含め、特にアレンジの仕事をしている人間からすると、パラ書き出しがさらに便利になったようなので、作業時間短縮、しいては、私の場合だと睡眠時間拡大、仕事ミス確率低下…(笑)と歓迎すべき機能改善があります。


もう少し、Cubase Pro 8に対してDTM講師としての見方、作曲初心者向け機能に対しての見方をしてみます。





コードアシスタントのパワーアップで作曲の教え方が変わる!?




Cubase7のコードトラック機能は良かったと思います。
コードのボイシング(積み方)をうまくキーボード用だとかギター用に変換してくれる機能ですね。


「コードをどのようにボイシングするか?」というのは、音楽理論だけではなく、楽器演奏スキルもある程度ないと、なかなか理解しにくいところです。


特に、小学校ぐらいでピアノをやめてしまった方などは、なかなか右手でコードを掴むという習慣がない(習っていない)ため、Step One DTM School自由が丘教室では、ポピュラーピアノの基本である歌伴奏のような弾き方(コードバッキング)をコード付け課題を使って身につけるステップをご用意しております。


でも、コードトラック機能を使うと、これが面白いほどうまくやってくれるのです。
これは、作曲初心者向けのレッスンに取り入れても良いな…と思いました。


しかし、私はCubase7の新機能だったコードアシスタント機能に関しては、それほどオススメすべき機能ではないと考えていました。


コードアシスタント=「コード進行を自動で考えてくれる」



DTM初心者…というより、作曲初心者には非常に魅力的な機能です。
でも、実態は…これ、音楽理論を学んでいない方から見れば、余計にわかりにくい機能ではないのか!?と思ってしまったのです。


試しにコードアシスタント機能で、次のコードを予想させてみると、「えっ、このコードに行けるは行けるけど、行ったあとどうするの?」というのまで表示してしまう。


もちろん、音楽理論から見た「調性感が成立するコード/調性感が崩壊しないコード」を絞り込んで表示することは出来るものの、音楽理論を学んでいないと、コードとコードの関係で言う「近い/遠い」がわかりませんから、非常に危ない機能だと思っていたのです。



しかし、この点がCubase Pro 8では改善されているようです。
「近接コード」と「五度圏コード」という表示がされるみたいですね。


もちろん、「近接コードって何?」「五度圏って何?」というハードルはあると思いますが、Cubase Pro 8を使いこなすための音楽理論の勉強というアプローチが出来るんじゃないかと思います。


恐らく、こういった自動作曲機能の最大の壁は、「自分が作りたい音楽をCubaseが理解してくれているわけではない」という点だと思いますので、作曲未経験者がCubaseを使えば1日でプロ級の楽曲を作れるというわけではありませんが、革新的な方向に1歩進んでいるのは事実。


まだ手元にCubase Pro 8があるわけではありませんし、音楽制作の仕事で使うことも少し先になると思いますが、プロの作編曲家としても、DTM講師としても、Cubase Pro 8は興味深いものになっていると思います。
手に入れるのが楽しみですね。


あと、Cubase7.5からCubase Pro 8へのアップデート料金は10,000円とのことで、前から考えると安くなってきていると思いますので、これも嬉しいところだと思います。



【関連情報】



DTM教室ならDTM,DAW,作曲個人レッスンスクールのStep One DTM School自由が丘教室
Step One DTM School自由が丘教室Web Site
趣味ぶろ 教室ブログランキング

0 件のコメント:

コメントを投稿