2016年4月10日日曜日

【後編】作曲コンペに耐えうるクオリティーを作るためにオススメするソフトシンセ

ハイクオリティーな楽曲作りをサポートしてくれるオススメソフトシンセ2

楽曲コンぺに参加し、採用実績を持つ現役プロ作編曲家でもある当DTM教室講師が、作曲コンぺはもちろん、お仕事にも対応できるデモ音源を作る上で、それをサポートしてくれるサードパーティーのソフトシンセをご紹介しています。


本投稿は後編です。


前編はこちらから↓

【前編】作曲コンペに耐えうるクオリティーを作るためにオススメするソフトシンセ





<もくじ>




Musiclab Real Guitar/Real Strat/Real LPC

音の良さだけなら他にもあるが、使いやすさがピカイチのギター音源


私のメインプレイはキーボードです。
一応、ギターも弾けなくはありませんし、実際、私がアレンジした楽曲の中で、自身でギターを弾いていますが、ギタリスト出身の作家さんと比べれば、お世辞にも上手くはありません。


そういった私のようなキーボーディスト出身の作編曲家でもロックなどを作りこなせているのは、ギター音源の進化のおかげです。


特に、Musiclab社のRealシリーズは、分数コード(オンベース)にも対応し、ギターが弾けない方はもちろん、ギターという楽器に対して明るくないキーボーディストの方でも簡単にギターバッキングを作ることが出来ます。


Musiclab社のRealシリーズの音質は、少し過去のものになってしまった感があります(Ample Sound社のギター音源の方が音質は圧倒的にリアルです)が、キーボードボイシングをギターボイシングに変換して鳴らすという部分において、Musiclab社のRealシリーズは非常に優れていますし、操作面でも使いやすくなっています。


他のギター音源ですと、多少なりともギターボイシング...ギターでコードを押さえた際の和音の積み方について学ばないと使いこなせないといった感じで、少しハードルが上がる感じがします。


なお、Real Guitarはアコースティックギター音源。Real Stratは、フェンダーストラトキャスター。Real LPCはレスポールカスタムとなっており、別々に販売されていますが、個人的には、アコギとストラトがあれば良いのかな...と、高校生がバンドやろうとして最初に買うことが多いのがストラトだからということなのですが、そう考えています。


MusicLAB Real LPC 3
MusicLAB Real LPC 3
価格:25,500円(税込、送料込)
MusicLAB Real Guitar 4
MusicLAB Real Guitar 4
価格:25,500円(税込、送料込)
MusicLAB Real Strat 3
MusicLAB Real Strat 3
価格:25,500円(税込、送料込)



reFX Nexus2

これ聴いたことがある!!というシンセサウンドが入っている即戦力シンセ音源


当DTM教室にお越しの方でも、バンドサウンドは作れるけど、シンセは...という方が多くいらっしゃいます。


特に、シンセの良し悪しは現在だと「使えるプリセットが入っているか」「あの曲で使われてそうな音色が出るか」というところで語られることが多いと思うのです。


ただし、元々シンセサイザーは、プリセットが使える使えないというより、柔軟に思ったように音作りが出来るか...といったところが重要で、そう考えるとNative Instruments MASSIVEやLennarDigital Sylenth1、各DTMソフトに付属するシンセも素晴らしいのですが、やはり、ある程度シンセサイザーが使いこなせないと、その良さを引き出せません。


reFX Nexus2は、シンセサイザーの中ではPCMシンセというカテゴリーにあり、ゼロから音作りをするということは出来ないのですが、適当にプリセットを選び、ディレイとリバーブを抑えていただければ(←これが重要)、「あぁ、あの音!!」と思う即戦力のプリセットが入っていますので、どなたにでもすぐ使っていただけると思います。


reFX Nexus2は、トランス系シンセと言われていますが、EDMを始めとする近年のシンセサウンドは、トランスと大きく変わっていないし、バンドサウンドにシンセを加えるという向きでも対応できますので、手軽にシンセサウンドをご自身の曲に加えることが出来ると思います。


ただ...弱点もあって、PCMシンセ(作り込まれた音色をサンプリングしている)であること...つまり、「っぽい」音は手軽に出せるのですが、ガッツを求めたり、厚みを求めるには少し物足りなさがあり、音作りの幅も狭いので、やはり純粋なシンセサイザー(Native Instruments MASSIVEやLennarDigital Sylenth1)と比べると、メインを張るだけの音ヌケやパワーはないと思っており、私は色々他のシンセと重ねて使っています。


また、日本正規代理店がありませんので、楽器店では買えません。
reFX社サイトで海外直販となりますので、クレジットカードまたはPaypalでの支払いとなるというところもハードルが高めだと思います。






LennarDigital Sylenth1

現代のシンセサウンドを作り出す上で必須のソフトウェアシンセ


上記にご紹介したreFX Nexus2と同じくらい有名なトランス系シンセ。
reFX Nexus2は、PCMシンセ(サンプリングされたシンセ音色を鳴らす仕組み)ですが、LennarDigital Sylenth1は完全なるバーチャルアナログシンセサイザーなので、音作りも柔軟に可能ですし、サードパーティーのソフトシンセの中でもシンプルな仕組み(Native Instruments MASSIVEは実は結構複雑な仕組みをしています...)なので、扱いやすいです。


LennarDigital Sylenth1は、Native Instruments MASSIVEと同じく、豊富なプリセットが別途売られているので、それらを購入してくれば、reFX Nexus2のようにプリセットを選ぶだけでEDMを始めとする近年のシンセサウンドが手に入るところも人気の理由ですが、90年代以降から続くダンストラックの音色を支えたRoland JP-8000やら、access Virusシリーズなどの、あの「HYPER SAW」サウンドがオシレーターで選べるのが素晴らしい。


プリセットを鳴らすだけではなく、ぜひ、LennarDigital Sylenth1でシンセの音作りを学ぶと良いのではないかと思います。


なお、こちらも日本正規代理店がないため、楽器店では販売されていません。
LennarDigital社ホームページからダウンロードで...しかも、クレジットカードやPaypalでユーロ建てで購入することになります。
購入方法がちょっとハードル高めですが、reFX Nexus2で飽き足らなくなったらぜひ購入していただくと後悔しないと思います。




Audiobro LA SCORING STRINGS 2.5

幅広いBPMに対応でき、バンドサウンドにもオーケストラ系にも使えるストリングス音源


一般的にストリングス音源となると、クラシック系のオーケストラ音源にカテゴライズされているのですが、これらをバンドサウンドに乗せるとリバーブ感が強すぎる...とか、立ち上がりが遅すぎる...、人数感多すぎ...といった感じになってしまいます。


それに比べると、LA SCORING STRINGS、通称LASSは、ポップスに非常に使いやすい音源です。
レガートが綺麗とか、ディビジに対応するといった点がセールスポイントのLASSですが、何よりも音色の立ち上がりが早いので、駈け上がりフレーズにきちんとついてきてくれるし、ソロから1stバイオリンの人数を組み合わせ次第で4,8,12,16(+コンマスFC1)と選べるのが助かります。


ポップスでの扱うBPMは、とにかく広い...BPM70から200を超えることも...アニメ系やアイドル系はBPM150-170レンジが多いと思うので、クラシック系のストリングス音源では立ち上がりが遅すぎて対応できないのですが、LASSはまったく問題ありません。


ただ、最大の欠点はピッチ(音程)が悪いこと。
LASSにピッチ補正プラグイン(Auto-Tune等)をかけている人もいるぐらいです。


また、フル機能が使えるHeveyパッチを1stバイオリン,2ndバイオリン,ビオラ,チェロ,コントラバス全部使おうと思ったら、他のソフトシンセやDTMソフトそのものにメモリが食われていることを考えると、パソコンのメモリーは16GB以上が必須。32GB欲しいくらいです。


お値段も15万以上するソフトシンセですので、ポンと買うようなものですし、本格的なストリングスアレンジをしない方にはオーバースペックなのですが、私のようにストリングスアレンジを歌ものに入れることをよくされる方や、劇伴系の方は、持っていた方が良いと思います。


AUDIOBRO LA SCORING STRINGS 2.5 (LASS)
AUDIOBRO LA SCORING STRINGS 2.5 (LASS)
価格:151,200円(税込、送料込)


【参考リンク】
【前編】作曲コンペに耐えうるクオリティーを作るためにオススメするソフトシンセ


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